物よりも事か? コロナの時代

人はモノを持てば持つほど、モノに所有されてしまう。多くの人は「自分がモノを所有している」という感覚を持っているが、実際にはその逆なのである。

物があれば、その維持に手間がかかり貴重な時間、そして自由がなくなるという。

物を持たずシンプルライフを皆が好むようになりそうである。新しい財サービスに背を向けて引きこもりすると、経済は縮小する。

だからと言って、助成金や補助金をつけて、無理に旅行や飲食をお勧めするGo To キャンペーンのようなものは、一時しのぎにすぎない。コロナの流行がある限り収縮は続くので、流行を止める対策に全力を尽くすのが良い。オリンピックなども、新たな変異したコロナを呼び込むであろうから、良いワクチンや治療法が見つからないかぎり開催できないと思う。

新しい物やサービスを生み出すことと、ワクチンや治療法こそ重要だと思う。

新しい物づくりには価値があります。新しい物、楽しく有用な物が時代を変えていく。

本来、物を作り・扱う技術はソフトウェアと呼ばれて、物(ハードウェア)と一対の概念であり、不可分一体です。

新型コロナは、消費不況を生み出したので、作っても売れないものが増えている。特に、エネルギーを使って移動する交通、旅行関連の支出は当分望めない状況である。

一方、オンラインでの業務は、全ての業種で活用せざるを得ない状況である。クラウド、サーバー、ドキュメントの電子化、フィンテックなどの技術を磨き、普及させることになろう。この意味で、コロナの時代は、IT技術の再整備を行い新しい生産、流通方式が発生するものと予想できる。

新しいデバイスを作るニッチな企業を生み出したいものである。

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