豪ドルは何故急落、奇妙な乖離と金融緩和

いずれ、対ドルで回復するはずでしょうか。昨年末から米国景気との連動から乖離している。

  1. 原油価格の急落に理由を求める?
  2. 米国との金利差の縮小に理由を期待して?

前者のひとは、いずれ原油価格の回復とともに豪ドル上昇、米国一人勝ちのドル高の解消(ドル安のうごき)を予想します

後者のひとは、カナダ、欧州の緩和利下げに続く、オーストラリアの突然の緩和(利下げ)や米国の利上げ期待から、ドルと豪ドルの金利差が縮小することが原因とするので、いずれ豪州の金利の変更によって、いずれ主として豪ドルが対米ドルで上昇するとし、米ドルは金利upと共に各国に対しドル高が定着していくと考える。

足元の豪州景気は依然として緩やかな回復過程にあり、2014年12月の雇用者数が前月比3.74万人増となるなど、雇用環境も安定が続いています。また、豪ドル安は資源セクター中心に収益改善要因となるほか、原油価格下落は個人消費を喚起する景気刺激効果を生む側面もある。

どちらの見方が正しいでしょうか?

半年あまりで、結論がでそうな予感。後者でしょう。

ユーロ安にしても、背景にはECBの緩和効果だけでなく、米国経済の回復とFRBの利上げ期待に伴うドル資産へのマネー流入がある。

6月に期待されている米国の利上げが、各国の金融緩和合戦で遅れる?????

市場の変動性が高まりリスク資産から安全資産に対する資金シフトを促している。(今年になって金価格まで再上昇。)

大幅な金融緩和は、投機的バブルを再燃させる。

2015.3/13 記す

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