WindowsでXAMPPの最新版:インストールと設定の備忘録
XAMPPは、WindowsでもLinuxでもAppleでも使えるwebサーバー用のアプリケーションの開発環境です。MySQL、PHP、およびPerlを含んだオープンソースのパッケージである。
最新版Windows向けXAMPPは、バージョン v1.8.3 (PHP 5.5.9)です。これを、自宅のWindows2008サーバーの設置した際の注意事項を備忘録として、以下要約する。
新しいXAMPPでは、ディフォルトでの設定が変わっていたので、戸惑うことも多い。
1.パソコンにWindows2008Serverをクリーンインストール
1) テキストエディタ、解凍アプリ、ファイル転送のアプリをパソコンに入れる。
2)DOSアプリのコマンドから、iPアドレスやportの状況を確認。最初は何も開いていない。
3)無線LANでインターネットが出来るように、サーバーマネージャーという管理ソフトで、「機能の追加」から、無線Wifiの機能を追加する。
4)同じく、サーバーマネージャーを用いて、ファイアウォールを有効にする。80番ポートを開いておくこと。その他のポートは、安全のため極力開かない。その他いろいろお好みで設定。
5)テキストエディタを使って、Windowsの system32 >drivers>etc の中のhostsファイル を書き換える。
127.0.0.1 localhost の下に、ローカルIPアドレスとドメイン名を書き加える。
これで、ドキュメントホルダー(htdocs)以下のコンテンツをドメイン名でブラウジングしたり、ドメイン名でWebアプリの設置、閲覧ができるので便利である。
6) ディフォルトでは、DHCPを使ってローカルのipを取得するので、これを固定ipにする。具体的に言えば、コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」から「ローカルエリア接続」を選び、「インターネットプロトコルv4」を選択して、「プロパティ」をクリックして、ipアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイなどのアドレスを入力する。(iPv6については使うかどうか判断)
2. 最新のXAMPPをダウンロードし、インストール。
インストールはできたが、セキュリティーの設定が上手く行かない。http://ローカルホスト/からブラウズできるが、セキュリティ設定画面やphpmyadminiが再起動後に見れなくなるなどした。これは、最新版のXAMMPPのPHPのディフォルトを修正しないとうまくいかない。
1) ディフォルトでLAN内IPアドレスでWebが開けない設定を変更:httpd-xampp.conf
設定ファイル:Apache>conf>extra>httpd-xampp.conf
2)phpmyadminを使って、mysqlのユーザーの権限の設定、パスワードの設定
3)PHP構成ファイルの修正:php.ini
日本語などのマルチバイト文字を扱うにはmbstringの設定が必要です。まずはmbstring用の拡張モジュールを有効にします
extension=php_mbstring.dll
その下のほうで
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS,EUC-JP,JIS,ASCII
mbstring.substitute_character = none
mbstring.func_overload = 0
mbstrings
4) apache構成ファイルの修正:http.conf
5)mySQLの構成ファイル:mysql.ini
又、PHPのバージョンが新しいので、PUKIWIKIの画面が真っ白になりました。これは、関数名の変更などで修正できる。無事表示された。
ppblogも TIMEZONE の書き方を変更
moby.phpの最初の方で、下記の変更を要した。
if(PHP_VERSION >= ‘5.1.0’) date_default_timezone_set(‘TIMEZONE’);
修正後は if(PHP_VERSION >= ‘5.1.0’) date_default_timezone_set(‘Asia/Tokyo’);