教育機関向けのCMSがオープンソースで多数提供されるようになった。
大学、学校、塾や一般教育にもCMSが使われるのでしょうか。
10年ほど前から
- 遠隔学習:ディスタンス・ラーニング
- コース管理:シラバスや講義内容・試験など情報共有
- 学校・生徒・家庭とのコミュニケーション
- 学生相互の情報共有や施設・サービスの向上
など、いろいろな目的でコンテンツ・マネージメントが行われるようになったようだ。とはいえ、海外の動向をみれば5年以上日本が遅れているように思える。
そこで、実際の事例に活用されているe-learning 教育用のCMSを、設置してみた。
ソーシャルブックマークのScuttleに、教育用オープンソースを載せている。
実際に、設置してみたのは
1.Site@SchoolというCMS
2.Segue というCMS
3.NetCommons というCMS:Xoopsをベースに国立情報学研究所が開発したもの
コース紹介、ニュース、フォーラム、チャット、アルバムなどCMSの機能が、教員・学生・PTAなどの関係者のアクセス管理に従って、適切に閲覧・投稿が出来るように工夫されている。
上記のいずれも、XAMPPの環境(MySQLのDB)で動作する。
また、日本語で表示も可能。Segueは、本体の日本語化はされていないが、日本語サイトは用意につくることができる。
また、めーるで登録承認ができるようになっており、WEBめーるも可能なので、情報共有にも使えるよう設計されている。
せっかく設置したので、Segueを使ってみたい方は、ここから、ユーザー名:student パスワード:studentpassで、おためしできます。
Segueは学生がWeblogやニュースを発信できるので自分のサイトを楽しめます。
NetCommonsはXoopsをベースにしただけあって、いろいろなモジュールが充実しています。
・設置方法の概要
・いろいろな機能とその使い方
これ以外にも
4.exCampus.org:exCampusというe-learning用CMS
5.AtutorというWebベースのe-learning CMS
6.sakaiという名の教育用CMS
が、ありました。
日本で開発されたNetCommonsが一番使いやすそうで、解説もしっかりしています。
Site@Schoolのコンパクトな明快さも良いですね。学生さんが自由にサイトを開設しWeblogなどで情報共有できるSegueのしくみも良く出来ています。
関連記事:大学、学校、塾などスクール向けCMS Site@School