IP電話 と skypeの可能性 :PtoPの無料電話

skypeの登録ユーザー数は、130万人(日本)とのこと。2003年8月配布開始から2005年4月までの1年8ヶ月で、3800万人(世界計)のユーザーが登録された。日本での普及は出遅れている。本来skypeは、個人向けのものであり、下記の付加サービス(有料)の決済もユーザー単位のクレジットカードやプリペイドカードで払う仕組みである。
有料付加サービス
一般の加入電話への発信「skypeout」
一般の加入電話からの着信「skypein]
ボイスメール など

企業利用への対応が始まっているようだ。
skypeについては、機能、心配事について、すでにこのサイトでも書いた。

一般に、企業がIP電話を導入する場合
1.既存PBXのIPサーバー(SIPサーバー)への置き換え
2.電話機のIP電話機への移行
3.LANの強化、入れ替え(音声データーの負荷への対応)
4.上記の工事費
が初期費用として必要になるが、これを何年の通信料と維持管理費の節約で回収できるかがポイントとなる。
東京ガスは、IP電話へ全面移行したことで有名。ここでは、1年余りの通信費用の節約で初期費用が回収できる見込みとのこと。すばらしい効果である。
節約は、電話代・通話機コスト・WANの利用費用の節約が大きいとのこと。
言い換えれば、高いATM専用線を使い、高いPBXの更新・保守費用を節約できる効果が大きいのであり、みなで注目する電話の基本料・通話料の節約額はさほどでもないという重要な知見が得られる。
(なお、個人でskypeを利用する場合は、モデムを設置し、定額の常時接続環境を作れば良いので、ほとんど追加費用がかからない。)
 ATM専用線やPBXでビジネスを行っていた大企業は、(言い換えれば、IPのわかる技術者のいない)ピンチである。ここでも、サーバーサイドへの技術移行が着実に進みつつある。
Everythings IN/On the Server の時代である。
これからIP電話に移行する場合、
1.引越しやLANの一斉入れ替えと同時に行う
2.老朽化PBXの更新に合わせる
3.社員の携帯利用の解禁に合わせる
など 合わせ業がメリットを生むことをお忘れなく。
(決して、電話代の節約ばかり計算しないこと)
本題のSkypeであるが、本当に面白いのは、ソフト連携である。
特にグループウェアとの連携が便利そう
1.desknet'sからskypeが立ち上がる(去年からパッチソフト配布中)
2.サイボーズOffice で skypeと連携(この3月発売)
ボイスメールや住所録機能との連携が進んでいく
これに音声認識が加われば
PCから電話が鳴る。
skype画面立ち上がる。相手の顔も映る(無くてよいかも)
会話しながら、その内容をテキスト(例えば注文請書)に自動変換確認
第三者を呼び出して3人で会議
結果を、概要テキストにして確認
「アドレス帳」「田中さん」といえば、田中さんの情報がポップアップ
メールで先ほどの概要を田中さんに送る
会議終了
こんなことが可能となる。
会社によっては企業機密や個人情報保護のため
メールはダメとか、外部メールは上司にC/Cすることなどの規則があるそうですが。
上記のような電話?をする時代にどう対応するか。

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