鷹羽紋と三階松と木瓜紋、九州の代表紋

鷹羽紋は、英彦山、阿蘇、香春と菊池の家紋
木瓜と三階松 (マツボックリ紋)は、高良大社、宮地嶽の紋
三つ巴は、八幡、住吉、宇佐の紋

鍋島は、抱き茗荷

三つ巴を神紋とする神社は、宇佐神宮をはじめとする八幡宮、住吉神社系、志賀海神社などの綿津見系神社、大神神社、籠神社、豊受大神社、西宮えびす神社、鹿島神宮、香取神宮系など全国的にひろがる。

英彦山
祭神は天忍骨命で、延喜式神名帳に「田川郡 忍骨命神社」とあるのがそれである。 しかし、上古から神仏習合で役小角の開山といい、中世以降修経験道の道場となり、座主が一山を総轄し、 東嶺の求菩提山、西嶺の宝珠山と並んで山中に堂塔多く、大衆三千と称されて大いに栄えた。

木瓜紋とは?
木瓜、モッコとは、マツボックリの ボッコである。松の紋であり、三階松もその仲間である。

阿蘇神社、香春の古宮八幡神社、英彦山など
高木神信仰に由来する、「鷹」の神祇と呼ばれるものがある。英彦山の開基伝承では、英彦山開山の一、藤原恒雄(忍辱)が殺生の罪を犯し、一頭の白鹿を射た際、「鷹」が現れてその白鹿を生き返らせる。
 そして、神紋を「鷹羽」として、東麓の豊日別神降臨の地を鷹巣山、第一の末社を鷹栖宮(高住神社)とする。また、英彦山の在所、田川(たがわ)も古くは鷹羽郡であった。

英彦山神宮
福岡県田川郡添田町英彦山
主祭神 天忍穂耳尊
官幣中社
古代より信仰される霊峰、九州北部域の神奈備ともされる。社伝では天照大神の御子、天忍穂耳尊を祀ることから日子山(ひこさん)とされたという

高良大社の関係者にお尋ねしたら、「巴は八幡神のご紋で木瓜が当社のご神紋である」とのお答えをいただいた。

木瓜紋とは?
木瓜、モッコとは、マツボックリの ボッコである。松の紋であり、三階松もその仲間である。

木瓜紋は、例に三瓜から五瓜のものを挙げたが、『日本家紋総鑑』には八瓜の木瓜紋まである。植物学の事典を見ると、松かさは「球果」と呼ばれている。そして、赤松や黒松など、種類の違う松の球果もそれぞれ大きさや形状が少しずつ違うのである。それらを輪切りにした形を較べれば、そしてそのうちのどの範囲までを図案化したかを考えたら、三瓜から八瓜までの木瓜紋があるわけがわかる

木瓜紋
高良大社、或いは、大善寺玉垂宮

高良下宮社の三階松

壱岐神社は三階松

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