ティム・バーナーズリー氏:A Short Personal History of the Web」

ティム・バーナーズリー博士(1955年ロンドン生れ)は、WWWの構想から、開発を行い、URL,HTTP、HTMLなど今日,WWWの基本となるプロトコルを創った方である。
Webの歴史を振り返って「わたしとWWW」という記事が、博士のホームページにあるが、これを翻訳したものを見せていただいた。
印象にのこる文章
1.人間とコンピュータの違い:直観力と理解力が人間の特性であり、計算表とヒエラルキーの中で機械的な作業をするのがコンピュータであるということだ。
2. Webには情報共有スペースという夢があり、そこでは互いが情報を共有しながら通信し合います。ハイパーテキスト ・リンクは何にでもつながることが可能。
Webの夢には第2章もあります。仕事や遊び、社交といった我々の現実を映し出す鏡(もし くは直接的具体例)となることに因るのです。つまり、一旦インタラクションがオンライン化さ れると、我々はコンピュータでそれを分析でき、オンライン上のどこで何をしているのかもわか り、お互いのより良い作業方法もわかるようになるのです。
3.ハイパーテキスト・ノートブックがありました。私がそれを必要だと思ったのは、 システムの新しい部分と人間とモジュールが加えられ結合される方法、つまり何て言うのか な、柔軟的?な創造的?な方法を記憶させておくためでした。
4.W3Cの長期的なゴールの一つは「オートマタビ リィティ」です。「オートマタビリィティ」とはコンピュータが情報を理解し、我々 の仕事を助ける能力のことです。
要は、リンク+ハイパーテキストからオートマタビリティに行くのかな???。現在は、ITが生産や物流など利用が進むなかで、情報共有の本来の夢にはまだまだこれからという見方らしい。
WEB=HTDOC(ハイパーテキストドキュメント)+通信(IP) は実現したとのこと。
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